船社紹介コーナー

オランダアメリカライン

最近の新造船
1873年創立で古くはあのタイタニック号などと並んで大西洋定期航路でも活躍した企業です。2004年末では13隻約75万総トンの船隊をカーニバルクルーズの一員として運航しています。この会社を代表する船つまり旗艦にのみ名づけられる船名にはロッテルダムがあり現在の本船は4代目です。各船は黒塗りの船体と白塗りの居住区で統一され過去より引き継がれた企業カラーでいかにも歴史の有る船社ということが分かります。
船名 旅客数 建造年度
ウエステルダム 1,848 2004
オーステルダム 2,383 2003
ズイダーダム 1,848 2002
アムステルダム 1,380 2000
ザーンダム 1,440 2000
ボレンダム 1,440 1999
ロッテルダム 1,316 1997
新造船の船で特筆すべきはビスタクラスでイタリアのフインカンテイアリ造船所で建造されました。最初のシリーズ船は”ズイダーダム”号で 84,000総トン、1848名乗りで85%のキャビンは外側に設けられその80%はバルコニーがついているのがすごいですね。
現在は7日間のカリブクルーズ中心に就航中。
パナマ運河クルーズ

ところでオランダアメリカラインは5隻でもってパナマ運河クルーズを特に12月を中心に数多くおこなっています。

特に1316名乗りの”ロッテルダム”号は5月から10月までフォートローダーデール基点の10日間パナマ運河クルーズを12航海予定してクルーズ船では最大です。
とにかく北米市場に力を入れていて米国に 住んでいる人々の40%が自宅から半日以内のドライブで乗船出来るクルーズを米国の15港から360航海も用意しています。たとえばサンディエゴ発メキシコクルーズには1,266名乗りの”ラインダム”号を11航海も投入してこれまでの2倍の収容能力にしたり。また、秋には東カナダ、ニューイングランドクルーズをボストン、ニューヨークやモントリオール発でも力を入れています。
プリセンダム号:以前の船名は”シーボーンサン”号で2002年6月に改造工事がおこなわれニューヨーク発の10日間の大西洋横断処女航海をしてから9月3日までは13-14日間の北欧、バルチック海クルーズを実施しました。
当初はこの後13日間の地中海クルーズや18日間の地中海/アラビア海クルーズを予定していましたが例の9.11テロ事件の影響で9月3日から25日までは新たに作られたリスボン発ケープタウンに至る22日間の西アフリカクルーズ、そして引き続き9月25日から10月17日までのケープタウン発インドのムンバイに至る22日間のクルーズをおこなったのです。このように本船はこの船主の中でも異彩で東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド等全世界を巡るクルーズに就航しています。
日本でもおなじみのアムステルダム号とロッテルダム号クラスは5星であることは勿論ですがこの船社を代表する船で世界一周にも利用されるため、
まずパナマ運河通行可能な船型、全世界の主要港に入港できる喫水、余裕を持った十分な速力を出せるように設計されています。また、キャビンもバス付、広いクロゼットが一般的となっています。
改造後就航船

 (プリセンダム号)
オランダアメリカの船のすごいところは全船パナマ運河を通行出来るだけではない!

オランダアメリカラインの特徴は乗船すれば分かりますがその落ち着いた内装、調度品そして驚くのが部屋の広さと浴槽を完備した部屋数が非常に多いことです。そして全船がパナマ運河を通行できることを見てわかるように長期クルーズそして全世界ワールドクルーズをターゲットにした非常に完成度の高い船となっています。

ロイヤルカリビアン、セレブリテイ、カーニバル、コスタなどが明るくどちらかと言えば自己主張の多い最近の船たちですが、これに比べてこの船主の船はどちらかと言えば従来から有る船型と船隊の色で地味に見えます。
しかし、一度乗れば前述のキャビンのつくりひとつにしても本当に使い勝手の良い最高の船、船旅を知り尽くした船達です。
アムステルダム号のレストラン
さよならノールダム号
2004年末をもって売船され、その船名はビスタクラス4隻目に引き継がれます。本船は1984年建造と、この船社の保有船の中では最も古く33,930総トン、船客数も1,214名と小型でしたが良い意味でクラシック、広めの部屋と調度品は人気が有りました。他社で継続運航されると聞きまた、どこかで出会えるのを楽しみにボンボャージュ。
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