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2003年・N0.13
先週、ノーウォーク・ウイルスがスタープリンセス号を襲った。

先週10日(日)夕刻、シアトルをいつもであればオランダアメリカラインのアムステルダム号出港後、追いかけるようにして出港する本船が出港せず、何かおかしいと思っていたところやはり病気が発生していた。
報告では112名の船客と乗組員14名の合計 125名がアラスカクルーズ途上で発病し,その症状から昨年カリブ海クルーズで広まったノーウォーク・ウイルスと考えられている。  皮肉なことに、,本船はビクトリア港入港時(金曜日)に衛生検査で満点の100点を取ったばかりなのだがこの病気は咳、や飛散した唾しぶきで感染が広がるのでいくら清潔に管理されていても、役にはたたなかった。
またしても疫病の影が
シアトル港
このウイルスによる被害を調べると 昨年1年間で、なんと米国全体で合計175,000名もの患者が発病していた。そして、つい最近でもオレゴン州の博覧会場で働く約50名のボランティアが感染して発病していて今回のクルーズ船での発生も偶然ではなさそうだ。というのも、ボランティア達は7月13日に到着し会場を掃除などをして後発病したもので時期的にもほぼ重なっているのである。

ところで、ノーウォーク・ウイルスというのは、オハイオ州ノーウォークで1972年に発見されたことからその名前がついているが別名、「クルーズ船ウイルス」と呼ばれるぐらい昨年などは頻繁に発生した。症状は食中毒の下痢、嘔吐につれてインフルエンザ風邪に似ている。
ジュノウ港入港中の本船
特徴ある本船の船尾部
            ところでハワイでは風疹が流行!

一方で、なんと、もはやハワイでは根絶されたはずの“風疹”が流行する兆しがあり。これからハワイに出かけクルーズを楽しもうとする人たちは要注意です。
今の所、上のウイルスと同じく対処療法以外に治療方法も無いのでとにかく出発前の体調を崩さないようにすることが最も大事です。

             そして最も大事なとこは

クルーズ船の場合狭い船内に1週間も大勢の人たちが閉じ込められた環境にあるので一人でもこのような感染性の強い病気を持って乗船されるとあっという間に広がりますので咳をしていたりおかしいと思われる船客が居たらとにかく近づかないことです。
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