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2003年・N0.19
オーロラ号でもノーフォークウイルス患者が発生
スペイン政府は国境閉鎖へ
ええ!なぜ!!
P&Oクルーズの旗艦で76,000総トンの本船は、サザンプトンを10月20日、17日間地中海を巡るクルーズに出港したのであるが。 ギリシャのピレウスに入港するころには船内で最も感染が拡大、このためにピレウスでも沖止まりで入港がかなわず必要な医薬品を積み込むだけで出港し英国領であるジブラルタルに急ぎ寄港したのだった。しかしそのことを聞いたスペイン政府はジブラルタル政府ともども協議を重ね一時国境を閉鎖し伝染病の拡大を阻止することにしたのである。
幸いにも、11月3日には騒動も落ち着きジブラルタル政府も了解し船客達は09:00に下船を開始した。その後本船は夕刻18:00 サザンプトンに向けて出港した。到着は11月6日(木)の予定
ジブラルタルに入港したオーロラ号でノーフォークウイルス症に似たウイルス性の腹痛患者が船客、乗り組み合わせて560名も洋上で発生しジブラルタルに入港するころには沈静化していたものの今朝スペイン政府はジブラルタルからの越境を1985年以来はじめて禁止し国境を閉鎖した。このためジブラルタルに働きに通っていた数百人のスペイン人労働者達も行くことが出来ず一時は騒然となった。
日本でもなじみの深いオーロラ号船
船から見たジブラルタル港
      当初のクルーズのルート

サザンプトンー>ジブラルタルー>カイロー>

リマソルー>トルコー>ピラウス(アテネ)

−>パルマー>マラガー>サザンプトン

の予定だったが。
更なる問題
高齢者が多く乗船している長期クルーズの場合死亡者が出ることは珍しいことではないが今回のウイルス騒動下、2名の船客が亡くなった。P&O社はあくまで無関係と報告しているがウイルスが蔓延した船内で過ごしていた以上疑問が残る今回の騒動だった。


それにしても、このノーフォークウイルス症、今年のアラスカクルーズでも何隻かの船で発生し、そのつど船客達はてんてこ舞い。ですからクルーズに出かける私達全員
とにかく、狭い船内で今度のように少し長いクルーズの場合には、咳をしている人には近寄らないことそして体調を崩さない無理の無い旅程が必須です。
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