ついでに雑学データ

この本船で使用されている電線の総延長は:280万メーターつまりロンドンからモスクワの距離に相当します。そして床のカーペットが41KM、塗られたペンキノ量は72万リッターでイタリア製大理石も320トン使用されました。

       さらに1週間に消費される代表的な食料品はどれぐらいでしょうか?
答えは

シャンぺ-ン:2000本 , ジン:7500本,ロブスター2300ポンド , ステーキ肉2000ポンドです
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(4)世界最大のクルーズ船は?

今年7月5日、英国のキュナード社が
クイーンメリー2の建造を開始しました。これが2003年度末に完成、翌2004年から就航すれば総トン数15万トンで世界最大の客船となります。

それまでの世界一は以下のとおりです。
       

1996年 カーニバルデステニー号 101,353総トン
1997年 グランドプリンセス 号  109,000総トン
1999年 ボイジャーオブザシー号 142,000総トン


(5)どうして大型クルーズ船の幅の多くが32mなのでしょうか?

それは、クルーズ船の場合どうしてもパナマ運河幅に制限されるのです。つまりパナマ運河を通過できる最大幅は32.3mのため、どうしても 通常クルーズ船はこれ以下に設計建造されているのですでも、上述のVoyager of the Sea号 142,000総トンなどの場合38.6mもあって、これらはポストパナマクラスと呼ばれています。つまりパナマ運河を通過することを計画していないのです。

(5−2)では喫水は?                                             
これもカリブ海の島々の多くの港の深さは9m以下のためVoyager of the Sea号でも喫水は
8.6mとなっています。

(5−3)どうしてそんなに大きくするの?                                 
大きいほど快適で船内設備にも配慮ができます。たとえばVoyager of the Sea号にはなんと
アイススケートリンクやロッククライミング設備さえあります。でも、最大の理由は明確です。つまり旅客一人あたりの運航コストを大きく引き下げることができることです。つまり採算上小型の4星クルーズ船では1日一人あたり8万円から12万円も必要といわれていますが、本船の場合なんと
2万円言われています。このため大量販売で安くして新規の旅客を取込むことが出来クルーズ人口の裾野を広げることができるのです。

世界のクルーズ船
  物知り図鑑
         意外と知られていないクルーズ客船のお話から致しましょう!

(1)クルーズ客船の寿命

1)世界のクルーズ船の寿命って長いのをご存知でしたか?一般の貨物船などは15年が一つの目安ですが客船は20年はあたりまえで30年以上の使用にも耐えるように建造されているのです。もちろんメンテナンスがちゃんとなされての話しではありますが。

たとえばあの有名なキュナード社のクイーンエリザベス号は1969年の就航ですから今年でもう33年になりました


(2)クルーズ客船の速力

速力も相当に余裕を持って建造されています。というのも寄港地の入港時間が決められていて、それにしたがってオプショナルツアーや歓迎レセプションなどが用意されてます。ですから、途中の海が荒天だからなどと言う言い訳は許されないのです。ですからいざと言う時には全速力で遅れを取り戻すのです。

例えば 世界でも高速を誇る
下の写真のMillennium号90,228総トンと巨大船でありながら24ノットもだせるのです。

さらに、昨年2000年6月にハンブルグのBlohm造船所で建造された”Olympic Voyager"は、なんと最高29ノット、通常でも28ノットで航走出来るのです。この船はギリシャのピレウス港発のクルーズに就航していますがこの高速のお陰で夜の間に航海して、次の寄港地での滞在時間を大幅に延長することが出来るようになりました。なお、姉妹船”Olympic Explorer"は遅れて今年2002年の初夏に就航しました
(3)
最近の豪華客船


例えば77,000総トンの最新鋭SUN PRINCESS号などでは総旅客数1,950名に対してキャビン数が1,050室もあり しかも、バルコニーがアウトサイドキャビンの実に70%に設備されていてまさしく豪華な動くホテルといえます。
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