２００3年5月

いわずと知れた、オランダアメリカラインの旗艦２隻のうちの一隻、もう一隻はロッテルダムで１９９７年の建造。姉妹船なのだが良く見ると総トン数、旅客数などが少し違ってだけではなくて推進装置がまったく異なっている。
ロッテルダムがCPP（可変ピッチプロペラー）とフラップタイプの舵なのに対してアムステルダムは最新のポッドシステムが装備されているのです。

共通した特徴は、オランダアメリカとしては最初の2本煙突、ロイヤルカリビアンやカーニバルの最新の大型船との大きな違いは乗船すれば一目瞭然。つまり両船とも世界一周などの長期航海も考えて建造されているのでキャビンの多くにバスタブが設けられていたりクルーゼットの収納スペースもたっぷり。同社の他船と比較しても同じクラスのキャビンで２５％は広くなっています。

また、乗船客の服装でもT-シャツとポロシャツの違いがあるといえば、なんとなくお分かりいただけると思います。

オランダ・アメリカライン
"AMSTERDAM"

とにかく、部屋の広さに驚くはずです。スタンダードの部屋でもスタークルーズなどの倍近くに感じます。そして収納クローゼットの大きさにもやはり世界一周を考えて建造している船は違います。しかも本格的な浴槽付きの部屋がほとんどで日本人にはありがたい。
でも、食事は残念ながら今一つの味、そしてノンチップ制は良いのですがロイヤルカリビアンのウエイター達の芸達者に比べるとエンターテイナー性は低い。
また、高速で航海出来るのは寄港地での時間が長くなって良いのですが揺れるので船酔いする人たちには少し対策が必要です。
また、日本人船客は少なく英語が分からないと不自由します。
最後に、インターネットですが残念ながら現状ではネットサーフインする程度でメールは転送手続きが必要で実際には使えませんでした。

総トン数	60,874トン
全長x幅x喫水	２３８ｍｘ３２．２５ｍｘ８．１０ｍ
建造造船所と年度	フインカンテアィリ造船所（イタリー）、2000年度
乗船者数	最大搭載旅客数： 1,380名、クルー： 647名

本船の要目

今回の日本－バンクーバーのスケジュール

4月25日バンクーバー入港

バンクーバー接岸中の本船

本船は、2003年度の世界一周クルーズ途中で大阪に4月4日横浜に4月8日に寄港後ハワイ諸島を巡って最終のロスアンジェルスに到着しましたが、その後今年初めてのバンクーバー入港船となりました。

船旅名人のワンポイントアドバイス

インターネットカフェはあるが・・・

スタンダード海側の部屋