今月の話題
2004年3
ロイヤルカリビアンクルーズ
船旅名人からのワンポイントアドバイス!!
ロイヤルカリビアンインターナショナル社の動きをまとめてみました。
まずは Nordic Empress 号の話題です。
本船だけがロイヤルカリビアンクルーズ社の船体の中で唯一船名に” X  X  X  of The Sea”が付けられていませんでした。それは48,563総トンと最も小さいことに関係していたのかどうかは分かりませんが、ようやく、今年の初夏からニューヨーク発6泊または8泊のバミューダクルーズを開始するに当りの船名を変更します。新しい名前は Empress of the Seas とロイヤルカリビアンクルーズの他の船とようやく同じになります。もちろんこれに併せて5月までにレストラン、エンターテインメントそしてフイットネスセンターなどが大きく改造されます
ハミルトンに停泊中の本船
地中海の決戦
2月に入るとRoyal Caribbeanはヨーロッパクルーズ増強を発表しました。
現在、地中海はギリシャの大手2社が倒産など経営上の問題を抱えている一方でクルーズジャイアンツのカーニバルグループと2位グループのロイヤルカリビアンは双方大型船を投入していよいよ戦いの火蓋が切られそうです。

ロイヤルカリビアンの場合
クルーズルートは5つで地中海、英国及び北欧などで、特徴は米国人客をターゲットに12日泊の地中海ギリシャクルーズでは、モンテカルロのグランドカジノ、ピサの斜塔、ミケランジェロのダビデで有名なフローレンス、ローマのコロセウム、ポンペイの遺跡、サントリー二の絶壁、ミコノス島、アテネのアクアポリスなど有名な観光スポットを全て押さえています。

投入船
使用される船がこれまた一挙に3隻で、しかも内2隻はまだ新しい最新設備を誇る大型船ブリリアンスオブザシーと今年4月に就航直後のジュエルオブザシー号というから驚きです。残る一隻はおなじみのスプレンダーオブザシーバルセロナ発の7泊クルーズをおこないます。
ブリリアンスオブザシー
ニュージャージー州のケープリバテイ港を新たな基地に

430エーカーのこの埋立地は以前、軍が使用していたところで現在は The Peninsula at Bayonne Harborと呼ばれています。確かに ニューヨーク港はニューヨークダウンタウンからも至近で便利なのですが、ボイジャーオオブザシー号の母港としては向いていないことからこの場所に移ることにしたのです。
今度の港もニューアーク空港から車でわずか15分の立地で便利、とりあえず今年の5月から10月まで上述のエンプレスオブザシー号とボイジャーオブザシー号の母港となります。 ボイジャーオブザシーは5泊のカナダクルーズ及び9泊のカリビアンクルーズにそしてエンプレスオブザシーはバミューダクルーズに就航します。将来はターミナルの建設も計画中で本格的に超大型船をニューヨークという大都会中心に運航する姿勢が見られます。
そして、これは、また、新たな戦いでもあるのです。
急旋回でアーア!!すわー!

1月末セレナーデオブザシー号は1日早く切り上げてサンファンに戻ってきました。
それは前日、夕食時のことでしたが本船が大きく左急旋回をしたことから船体が 13.5度傾いたのです。わずか20秒ほどのことでしたがテーブルの上の食器やグラス類が床に飛び落ちるなどしたためになれない船客達は唖然、びっくり、本当に大変でした。
船が急旋回することは緊急に衝突回避行動を取ったり波に対しての角度をとるためなど意外と起こりうるのです。
そうなると、食卓の上のものが吹っ飛び、食事や飲料までもが飛散し衣服を汚したりします。もっと、極端なケースでは立っていられず転倒の危険さえあるので頭においておく必要があります。
丁度、飛行機の場合にも常時軽くシートベルトを締めておくように注意されるのと同じです。

TOP
新造船コーナー
特集記事
船社紹介
ハードとソフト
船往来
船旅情報
クルーズフェリー
クルーズ紹介
写真集
ブック紹介
映画紹介
Link
フリーメール

過去の倉庫
クルーズニュース
今週の入港船
今月の話題
今月の船
           
Mail