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2003年11
火災を起こしたダイヤモンドプリンセスのその後
ところでもう一隻は?どうなっているの?
 あれ!船名を読むと”サファイアプリンセス”って書いてある。実はこの船こそ去年の10月に大火災を起こしたあのダイヤモンドプリンセス号の今の姿なのです。本船は既に修復も終わりさる9月16日には”サファイアプリンセス号”として進水式を終えたばかりです。

写真は、長崎県の三菱重工業・香焼工場のドックにて偽装工事がおこなわれている本船です。当時船体の4割以上が被害にあいながらも後船で姉妹船のサファイア・プリンセスに置き換える一方、全力を挙げて時間を取り戻しわずか約7カ月間で修復に成功したのですから驚きです。

    さすがに日本を代表する三菱重工業です。天晴れ!!
総トン数 113,000トン 引渡し予定 2004年5月
全長x幅(m) 290 x 37.5 建造場所 三菱重工業・長崎造船所
最大船客数 2,674名 速力 22ノット
本船の要目
最近の本船
上の写真の船が入れ替わった以前の”サファイアプリンセス”で、今は”ダイヤモンドプリンセス”となっています。
本船も現在三菱重工業・長崎造船所の岸壁に係留されて最終の偽装工事を行っています。引渡し予定は来年の2月で既に米国ロスアンジェルス発のメキシカン・リビエラクルーズへの就航が決まり、処女航海には多くの日本人船客の参加が見込まれています。
2001年就航のゴールデンプリンセス
10,900総トンで大西洋カリブ海向き
2002年就航のコーラルプリンセス
88,000総トンでパナマクルーズに最適
建造中のダイヤモンド及びサファイアプリンセスは太平洋、アラスカ仕様
                プリンセスの戦略

プリンセスの最近の新造船は1998年に109,000総トンのグランドプリンセスを建造してから一気に加速、大型化した。同型船には2001年のゴールデンプリンセス2002年のスタープリンセスがいてそれぞれ海域別に活躍している。

プリンセスが次に目をつけたのが最近特に人気が出てきたパナマ運河クルーズに着目し米国発でカリブ、メキシコクルーズにガツン湖まで行くプランを加えたヒット商品にあえてコーラルプリンセスを新造したのである。

そして、今回ご紹介している日本の三菱重工業で建造中の2隻、両船は明らかに米国の西岸、シアトルやロスアンジェルス発のアラスカ、メキシコ、太平洋クルーズをおこなうために設計建造されている。
日本人の船旅好きにとってはワンダイレクトフライトでいけるシアトルやロス発のクルーズが充実されるので来年はねらい目の年になること間違いなしです! *船旅名人も一押し*
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