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2002年8月
ダイヤモンドプリンセス
ところで三菱重工業で建造中のダイアモンドプリンセスとサファイプリンセスは見かけこそ下表のようにグランドプリンセスクラスですがよく調べて見ると大きな違いが有りました。
違い

(1)エンジンがまずまったく異なっています。本船はプリンセスはじめてのガスタービンとディーゼルエンジンの組み合わさったCODAG型であることです。


(2)船型自体が実は三菱重工の水槽実験室で研究され開発されたもので使用されている高張力鋼板は新日鉄の大分工場製で今回造船所がi導入した最新自動溶接機で船穀ブロックは作られています。

(3)
デザインでの最大の違いは特徴的だった船尾に設けれれていた突出していたデイスコは無くなり今度のダイヤモンドプリンセスでは煙突後部周囲に作られています。そして同じくガスタービンが煙突両サイドに設けられています。
ダイヤモンドプリンセス号はP&Oプリンセスクルーズが日本に発注した最大クラスのクルーズ船です。今日は現在、三菱重工長崎造船所で建造中のこの船を中心にプリンセスクルーズの話を進めていきます。
三菱重工長崎造船所で建造中の本船
現在世界第二位のロイヤルカリビアンクルーズ及び第一位のカーニバルクルーズからラブコールを送られているプリンセスクルーズは彼らの誘いをよそに着々と今後のクルーズ業界での布石を打っているようです。以下は建造中の新造船リストですが立て続けに4隻が今後就航してきます。
船名 竣工予定年月 竣工予定年月 建造造船所
コーラルプリンセス 2002年10月 88,000総トン アトランチック造船所
アイランドプリンセス 2003年5月 88,000総トン アトランチック造船所
ダイアモンドプリンセス 2003年7月 113,000総トン 三菱重工業長崎造船所
サファイヤプリンセス 2004年5月 113,000総トン 三菱重工業長崎造船所
グランドプリンセス
  との比較
船名 総トン数 全長 部屋数 推進装置(出力)
ダイアモンドプリンセス 113,000 290m 37.5m 1,340 LM2500GT
バルチラDx4
グランドプリンセス 109,000 289.51m 36.0m 1,300 11,520kwx4
8,640kwx2
固定プロペラ−x2
アラスカではプリンセス独自のプリンセスツアーバス及びお仕立て列車用意して着実にマーケットシェアーを拡大しています。
実は近年これが大切になってきているのです。既に船上での生活からクルーズ途中のツアーや前後の観光宿泊を含んだツアーセットでお得なものが主流になってきているのです。
今のところ、プリンセスクルーズ以外ではカーニバルクルーズグループのオランダアメリカラインが同じようなツアーバスや列車を走らせています。(写真下)
プリンセスのアラスカ
お待たせしました。お得な情報です。

本船はこれまでのプリンセスクルーズの運航パターンと異なりシアトルをホームポートとして運航される予定です。今の所、2003年6月15日にシアトルを出発する8日間のアラスカクルーズがはじめてのクルーズとなりますが嬉しいことに日本向け特別料金が設定される予定です(1人当り1,290ドル〜4,499ドル)しかもアーリーバード(2003年2月14日までの購入早割り250〜600ドル)も用意されています。
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