船社紹介コーナー

ノルウェイジャンクルーズライン

(スタークルーズグループ)

 ”ノルエイジャンドーン”号

2002年12月14日に完成した本船はニューヨークを母港にした通年カリブ海クルーズに就航してクルーズ業界を驚かせました。
と言うのも、カリブから遠く冬にはマイナス15度にもなり港さえ凍るニューヨークからでは乗船客もそんなにいないから失敗すると巷では考えられていたのです。
しかし、今では各社も同様のニューヨーク発クルーズを開始させるほど人気が出たのです。ところで、なぜ成功したのか、その理由には本船の持つ高速性があります。なんと最大24ノットも出せたのでニューヨークから離れたカリブ海へも限られた日数の間に往復が可能だったのです。
船名 船客数 建造年度
Pride of Aloha 2,002 10月2004
Pride of America 2,146  7月2004
Norweigian Dawn 2,224 2002
Norwegian Star 2,240 2001
Norwegian Sun 2,000 2001
Norwegian Sky 2,450 1999
総トン数 9万2千トン
全長 294.13m
32.2m
喫水 8.2m
推進装置 ポッドシステム
出力(KW) 3万9千KW
最大速力 24.6ノット
旅客数 2,224
クルー数 1,000名
キャビン数 1120
バルコニー付 533
海側キャビン 761
代表選手”ノルエイジャンスター”号の記録
<世界最大のパナマ運河通過可能船>

パナマ運河を通行出来るこれまでの最大のクルーズ船は85,000総トンでしたが本船はこれを大きく上回る91,000総トンで世界最大の船になりました。でも、これを可能とするために船の重量軽減と安定性に工夫がなされています。ところでパナマ運河通行料っていくらかご存知ですか?

”ノルエイジアンスター”号はマイアミからロスへ向かう途中パナマ運河を通過しましたが この時に支払った通行料がなんと 208,000米ドルでこれまでの”ラディアンスオブザシー”号が3月に作っていた記録をあっさりと更新したのです。勿論船の大きさも桁違いですが記録更新したのは旅客が2,226名も乗っていたことと荷物が多かったことも貢献していますが。
<誕生までの秘話>

本船はスタークルーズの新リブラ級の2隻の内の1隻”スーパースターリブラ”号として1隻あたり約500億円をかけてドイツのメイヤーベルフト造船所に発注されましたがスタークルーズ社がノルエイジャンクルーズ社を買収するとノルエイジャンクルーズの米国市場向け旗艦として船名も”ノルエイジアンスター”号に変更されたのです。
マイアミに基地をおく船社で2004年末では13隻79万総トンを運航中(ノルウエイ号も含む)。現在、2000年にスタークルーズに買収されてからはスタークルーズグループとしての米国市場を担当しています。
ところで”ノルエイジャンスカイ”号は 1999年に就航ですがインターネットカフェを設置したはじめてのクルーズ船で今でも唯一全ての部屋にインターネット接続を設備した船なのです。このようにカジュアルで一歩先を行くクルーズを目指しています。
保有船の特徴
まずは、この船主を代表していた船”ノルウエー”号の話をしましょう。右の写真は2003年にボイラー爆発事故を起こしマイアミで係留されていた時の”ノルウエー号です。
その後ドイツに曳航され点検修理がおこなわれると聞きましたが、その後係留されたままになっています。
1961年建造でクイーンエリザベス2号よりもさらに3歳年上。これまで本当にご苦労様と言いたいです。
最近の新造船
ハワイクルーズ
2004年7月には”Pride of America"号、そして10月には”Pride of Aloha"号が就航し一挙にハワイクルーズに花が開く予定でしたが一転して今は未定です。決まっているのは、これまでホノルル毎日曜日発8日間クルーズに就航していたノルエイジャンスターは北米西岸クルーズに変更されノルエイジャンスカイが”Pride of America"号に変更されてハワイクルーズを開始することです。
実は9.11テロ後倒産したアメリカンクラシックボイジャー社の子会社ユナイテッドステーツラインが建造しかかっていた船2隻をNCLが買収しドイツのロイドベルフト造船所に回航して建造継続していたのですが嵐のために半沈没そして造船所がこの余波で倒産し全てが白紙状態となったのです。(裏話)米国の旅客船サービス法では海外で建造された船には適用されないはずがなぜかNCLスカイ号の米国籍への変更には特例として承認されるのです。(ただし乗組員はすべて米国人を条件)これで今までの船がキリバスまでわざわざ足を伸ばしていたのが不要になりハワイ州内クルーズがOKとなったのです。当初は2隻の新造船でおこなう予定のハワイクルーズがいずれにしても2004年夏から従来の保有船の改造変更でおこなわれたのは日本人も多数予約していただけに残念です。
ノルエイジャンクルーズはハワイの常連
NCLの船旅の特徴
ハワイ諸島だけを巡る船旅はNCLだけ。しかも完全フリースタイルの船旅でフォーマル不要の人には快適、でもカジノはありません。乗組員は全て米国人でアジア特に日本人の船客も大きなターゲットにしていますので日本人向けの食事やサービスも用意。とにかく一日でも早い72,000総トン大型新造船の就航が待ち望まれます。
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