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2003年・N0. 7
SARSの被害クルーズ業界に大打撃
イラク戦争は3週間を経過してようやく収束をむかえようとしているが旅行業界に大打撃を与えている新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の方は根源と見られている中国では死者58人、発症者1309人、そして香港でも初の新型肺炎患者が報告された3月11日から1ヶ月後の4月11日現在で死者が32人発症者1059人で今なおその数は増えていて沈静化の見通しはついていない。
このためクルーズ業界への影響を特別に追跡レポートしていきます。
(1)ザワールド号は4月のシンガポール及びベトナムクルーズをキャンセルしオーストラリア滞在を1ヶ月延長、オーストラリア国内諸港を巡るクルーズに急遽変更しました。また、さらに5月14日の香港訪問等も中止されますた。 この影響は日本にも及ぼします。(詳細は以下)
(2)クルーズ船社の中ではアジア域内での運行が中心のスタークルーズへの影響が最大で船客数の大幅ダウンに加えて船内での消毒やマスク着用そして乗組員の汚染地域での下船の禁止などその対策に追われています。

これに伴い香港とシンガポール市場に上場されているスタークルーズ社の株式は売り一色で既に株価は今や年間高値から40%以上暴落しています。
日本への寄港船も変更へ

 ここに来て香港、中国の限定した影響からクルーズ船で日本へ寄港する船にまで変更が及んできた。
4月11日に神戸港に入港したクリスタル・ハーモニー号は、4月3日に中国の天津を出港、長崎などに立ち寄って香港にいく予定だったが急遽、目的地を横浜に変更し、途中、神戸港に寄港したものであった。

また、6月に神戸に入港予定だったザワールド号は上述の通りアジア海域の寄港を中止し、オーストラリアから米国に向かう。

一方、大阪港でも、4月21日に入港予定のユニバース・エクスプローラー(2万2162トン)の入港日が、14日になり、オランダアメリカラインのプリンセンダム号(3万7845トン)も当初の5月2日から4月25日に変更となった。
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