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コスタアトランチカで行くノルウエーフイヨルドクルーズ
             (11日目)

6月11日朝早くには霧が立て込んでいたが、朝食が済んだ頃から、トロンハイムフィヨルドに入った頃から、晴れてきて
10時着岸の頃にはすっかり晴れ渡っていた。
久しぶりのトロンハイムである。この前ここで1泊したことも思い出して、そのあたりをもう一度歩いてみたいと思った。
11時頃久しぶりの波止場に降りたって、4年前に歩いた道を自信を持って歩くと古い教会では日曜のミサが済んだところらしく民族衣装を纏った人々がいて写真を撮った。




そこから、今度は川に沿って港まで歩き、船に戻って食事をとる。船に戻ればジャグジーもおいしい食事も待っている本当にクルーズはすばらしい。
夕方5時、といっても昼間の用に明るいのだが船が出帆していく。  
夕食時、食堂部長のような親父が明日はクラブアトランティカだという。
それにしてももう後3日ほどである。
長い船旅と思ったがあっというまに終わりが近づいてくる何かさびしいような気持ちだ。
さあ、気持ち変えて明日の最後となるオンダルスネス観光を楽しもうと思う。
幸い天気は良さそうだし海も静かなようである。

 6月12日オンダルスネスについたのは午前8時朝食を
早く済ませて集合場所にゆく。
皆は、これが最後のツアーだと残念がっていた。
ツアーの番号は1番で早速テンダーボートで上陸しバスに乗り込んだ。
行き先はだいたい読んでいたが内容はつかめない。
しかし今日のツアーは海ではなく山の方で非常に珍しくまたすばらしい眺めであった。


今日のツアーがもっともよかったとは船客多くの感想である。
途中でケーキとお茶の接待があったが、帰ってくるとすぐに9階の食堂に行った。
帰るとちょうど日本とオーストラリアのサッカーが始まっていて応援しながら見ていたが
残念なことに3対1で負けてしまった。


それにしても今、北緯63度にいるというのにずいぶんと暑いのである。
これが11時の日没まで続くのだろうか。
おかげで洗濯物がよく乾くと家内は喜んでいるが。
夕食は7時半からクラブアトランティカである。
船長から送られたシャンパンを持ってゆく。
明日はいよいよベルゲンである。


6月13日6時30分ベルゲンに近づいたとき雨が降っていた。
これではウルリケンは期待できないので町の散策しかないと思った。ベルゲンには友人がいたが残念なことに今回は連絡が取れなかったのでやむを得ず、僕は一人でベルゲンの町に出た。

懐かしい町並みである。寿司屋やインフォメーションを確かめ思い出しながら復習のつもりで歩いたが、やはり家内を一緒に連れ出すつもりで船に戻った。
誘うと、ようやくその気になり天気もよくなりそうなので一緒に町に出た。


まずはインフォメーションへ行ってウルリケンのバスの切符を一人150クローネで買い、停留所で待ったがなかなか来ない。12時くらいにやっと来てケーブルの乗り場まで行った。
そこでほとんどの人が降りなかったので心配したが、ケーブルには山歩きに人がたくさん乗って頂上に上がった。一安心である、頂上では多少雲があったが、おおむねよく展望が出来た。
一緒に行ったみんなも満足していた。約2時間ほどでそのツアーは終わり、あとは町を歩きながら帰ると他の者たちはいうので、僕は一人で昔通った道などを歩いて思い出を新たにした。
それにしても、クルーズ船で再度この町を訪れるとは思っていなかった。


帰船後、そろそろ下船の準備をといって片づけにかかったが、それも簡単に済んだのでジャグジーにいった、なんとも気持ちが良い。
今晩はフォーマルである。夕食に行くと食堂主任のドーテルさんからワインが2本贈られていたので彼にお礼を言う。また、近くに座っていたフランス人が写真を撮してメールで送るというので名刺を渡した。食後スイスの薬剤師さんがいたので彼にも名刺を渡した。手紙が来れば返事を書こう。
あとは最後のショウを見て部屋に帰り、下船の最終準備をした。

6月14日今日は忙しくなるだろう。7時半朝食にでてウエイターたちと歓談した。日本語の上手な人もいる。10時半からパパラッチで下船手続きの説明があるということで出かける。ほとんどは前もって聞いているとおりであり、あまり収穫はなかった。
船長からナップザックを贈られた。昼は最後だということで2階の食堂で食べた。夕食も最後とあってまともに過ごしたが、食事がすむ頃乗組員達が来て残ったワインで乾杯し少し歓談した。
その後まだサープライズがあるといってマネジャーが部屋にくるという。
部屋で待っていると船長からだといって航海の証明書をくれ、その上なくした帽子の代わりに新しい帽子とコスタアトランティカの模型を1つづつくれた。いよいよ明日は下船の日である。

6月15日船はアムステルダム運河に入る前に横風を受けて多少揺れたが、おおむね静かな航海でアムステルダムに帰港した。下船である。サービスデスクでパスポートを返してもらい、9時に集合し赤タググループの下船を待ちミニバスでホテルに向かった。