セレブリティクルーズ特集記事  
            大型船への挑戦               
  1989年当初よりセレブリティルーズはクラシックでエレガントなクルーズを
提供してきました。 それは1997年にロイヤルカリビアンインターナショナルに
吸収合併された後も現代風に変えながらも踏襲されています。
セレブリティは既に業界においてプレミアムクラスを代表する船社として
確たる地位を築いていますが、それは船客一人当たりの建造費、
クルー数や総トン数であらわされるゆとりある居住生活空間に加えて
優れたサービスが必要です。 現在の他のプレミアムクラス船社としては
キュナード、オランダアメリカそしてオセアニアクルーズがありますが
キューナードのQM2を例外として除くと12万トンを超える船では
無理ではないかと考えられていたのです。
ところが、2008年完成予定でドイツのメイヤーベルフト造船へ
122,000トンの大型船を発注したのです。
(以下に2007,8年完成予定船の比較表参照)
 
 
船主 船名 総トン数 船客数 総トン数/船客数

キュナード

クイーンビクトリア

90,000

2,000

45

セレブリテイクルーズ

セレブリテイソルステイス

122,000

2,850

43

オランダアメリカライン

ユーロダム

86,000

2,100

41

MSC

MSCファンタジア

133,500

3,300

40

P&Oクルーズ

ベンチュラ

116,000

3,076

38

カーニバル

カーニバルスプレンダー

112,000

3,006

37

プリンセス

エメラルドプリンセス

116,000

3,100

37

コスタ

コスタセレナ

112,000

3,000

37

 
  本船はもちろん大きすぎて現在のパナマ運河を通行することはできません。
では、どの海域をクルーズすると言うのでしょうか?カリブ海?
冬場の閑散期に運航はありえてもここには既に大型船でいっぱいで料金もたたきあい。
となるとやはり地中海を中心としたヨーロッパしか考えられません。
でも、上記表の新造船たちもこの海域を目指しているからここも大変!!
 何か秘策でもあるのでしょうか?
意外なことに、王道をこの船社は行くようです。
それは1にも2にも省エネの船であることと無駄な経費の削減です。  
ええ!そんなこと?
と思いでしょうが、おっと忘れてならないのはこのセレブリティルーズ発祥は
ギリシャなのです。 歴史は1898年にチャンドリスファミリーが“期待以上”を目指して
起こした企業で常に食事とサービスは平均以上、料金は平均以下を目指してきたのです。
そして1990年にホライゾン、ゼニスのあとバトラーサービス、豪華な絵画装飾、
大きめのキャビン、スパなどを業界で初めて設備したンチュリー、ギャラクシー及び
マーキュリーを登場させて其の地位を確保した経緯があるのです。
さあ、今度はどんな船になっているのか来年が楽しみですね。
 
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